タイトル何の意味かわかりませんよね。お米は普通春から苗を育て田んぼの準備をし苗が育ったら田んぼに水を貯め田植えをする。そして「みのるほどこうべを垂れる稲穂かな」の言葉の通り秋には田んぼの水を抜き育った稲を刈り取る。脱穀→籾摺り→精米が一般的な順番ですね。
ところがです。秋に稲を刈り取るところまではほぼ同じ工程なのですがその刈り取った稲の根をそのまま田んぼに水を貯めたままで残します。
このことを冬期湛水と言うそうです。そして翌年の春その切り株?から稲の葉が出てくるという栽培方法です。これを複数年繰り返すらしいです。
稲の多年草化を実現するためには潤沢な水の確保が重要で田んぼに微妙な傾斜をつけ緩やかに水を流し続けて冬を過ごさせるそうです。田んぼの表面の水は凍ってもこの水の流れで氷の下の水は凍ってしまわずに稲の根も生き続けられるとのことです。
この稲の多年草化は相模原で小川誠さんが実践されています。研修会も催されているのですが2拠点居住の私は研修会には参加できないなと思っていたところなんと!
オンライン研修会が本年度から開催される運びとなり、2月7日にオリエンテーションをオンラインで受けました。全国各所に住んでいる研修生とご対面これからしばらくの間同じ画面を見つつ勉強させてもらうことになります。
多年草化した稲は上の写真のように株が太くなります。当然ひとつの株から収穫できるお米の量は増えますね。
写真の中央あたりに緑の稲の葉が見えますか?これが冬を超えて翌年に出てきた葉です。
生命力ってすごいですね。将来自分の手でもしくは関わってこんな稲を育てられたらなと思っています。
辻村
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